「米国は北朝鮮に限定攻撃できるか」・・・


Electronic Journal。

【転載開始】

●「米国は北朝鮮に限定攻撃できるか」(EJ第4523号)

 米国が北朝鮮に対してとれる「あらゆる選択肢」には5つあり
ますが、それを再現します。既に昨日のEJで1~4については
検証が終わっています。
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      1.中国を通じて経済制裁を強める
      2.北朝鮮と米国が直接対話をする
      3.北朝鮮を核保有国として認める
      4.金正恩の斬首作戦を成功させる
    ⇒ 5.米国は北朝鮮を限定攻撃をする
─────────────────────────────
 第5の選択肢として考えられるのは「米国は北朝鮮を限定攻撃
をする」ことです。
 この原稿を書いている5月17日現在、米軍が北朝鮮への武装
を解いていないにもかかわらず、この第5の選択肢はあり得ない
という雰囲気になっています。なぜなら、この選択肢は、あまり
にもリスクが大きいと思われているからです。
 1994年に北朝鮮がNPTを脱退すると宣言したとき、クリ
ントン大統領自身は北朝鮮への攻撃を決断したのですが、当時の
ペリー国防長官が次の見通しを報告したことと、金泳三韓国大統
領が猛反対したことによって断念しています。
─────────────────────────────
 朝鮮半島で戦争が勃発すると、最初の90日間で米軍兵士の
 死傷者は5万2000人に上る。   ──ペリー国防長官
─────────────────────────────
 これについて、平和外交研究所代表の美根慶樹氏は、米軍の北
朝鮮への攻撃は非常に困難であるとして、その根拠を6つ上げて
説明しています。少し長いですが、以下に引用します。
─────────────────────────────
 第1に、北朝鮮の軍事能力は核とミサイルの開発などによって
1990年代とは比較にならないくらい強大になっている。クリ
ントン元大統領時代と同様のシミュレーションをすれば、米国兵
の犠牲は何倍、あるいは何十倍にもなるだろう。

 第2に、朝鮮半島で米国と北朝鮮の軍事衝突が起これば、必ず
韓国が巻き込まれ、壊滅的な打撃をこうむる。北朝鮮・平壌と韓
国・ソウルの距離は約200キロメートルにすぎず、攻撃するの
にミサイルは必要ではない。北朝鮮は直接ソウルに砲弾を撃ち込
める性能の兵器を保有している。

 第3に、日本にも被害が及ぶであろうし、そうなると、日本と
しても単純に米国の決定を支持するとは言えなくなる。少なくと
も、軍事作戦の開始以前には、反対せざるをえなくなることもあ
ろう。また、実際に軍事衝突が起こった場合、安保法制によると
自衛隊を朝鮮半島に派遣せざるをえなくなる可能性も出てくる。

 第4に、中国も間違いなく反対するだろう。

 第5に、米国内でも反対意見が強いと思われる。反対論の根拠
として挙げられそうなこととして、米国は現実に被害を被ってい
ないこと、中東に比べて北朝鮮問題の優先度は低いこと、全面戦
争に発展して米国も核攻撃される危険が生じてくること、などが
挙げられる。手段をまだ尽くしていないのに軍事行動に出ること
には、特に強い疑問が呈されるだろう。

 第6に、先に攻撃すれば、米国が64年前に結ばれた朝鮮戦争
の休戦協定に違反することとなる。国際連合においても、安全保
障理事会のお墨付きを得るのは、中国やロシアが反対するので、
まず不可能と見るべきだ。

【転載終了】

*************************************

 北のICBМはほぼ完成段階。核の小型化も進行。数年で実戦配備されることは確実。
ということのようで、限定攻撃しか道はないようですが、きわめて難しい判断だそうです。

 安倍首相が「秘密保護法」→「駆けつけ警護」→「共謀罪」→『改憲』と、
法案成立に急ぐことは、戦争に突き進んでいるようで非常に不安になります。

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