東芝「債務超過」へのカウントダウン・・・


現代ビジネスより一部転載。

【転載開始】

東芝「債務超過」へのカウントダウン~残された時間はたった1ヵ月

■残された時間は約1ヵ月

話を今期の巨額の減損損失に戻そう。

これは東芝が2017年3月期末に「債務超過」という種類の破たんに陥りかねない
危機を意味している。
債務超過とは、企業の負債総額が資産総額を超える状態、
つまり、資産をすべて売却しても負債を返済しきれない状態である。

こうなれば、企業は、銀行から新規融資を受けることも、
一般の企業と商取引を行うための信用を維持することも困難で、
破たん処理に向かうのが一般的である。

ちなみに、東芝の株主資本は2016年3月期末に3300億円弱しか残っていない。

今期に入って期中に示していた会社予想通りに1500億円弱の当期利益を確保し、
瞬間的に資本を5000億円弱まで積み増したとしても、
7000億円の減損処理が必要になれば、
差し引きで株主資本は2000億円強のマイナスに陥ってしまう。
つまり2000億円の債務超過に転落する計算になるのだ。

そこで、綱川社長は、冒頭で記した記者会見で、
今年度の中間決算で営業利益の約8割を稼ぎ出した稼ぎ頭のメモリー事業を分社化。
これを外部からの資本の受け皿として、2000億円前後を確保したいと説明した。

すでにメディアに報じられている日本政策投資銀行や提携先の
米ウェスタン・デジタル社などから出資を受けるだけでなく、
その他の事業売却や損失処理が必要になるリストラの見合わせなどと合わせて、
債務超過転落を回避する算段だ。
東芝を存続させるための切り売りであることは明らかだろう。

こうなると、メモリー会社を受け皿にして獲得する資金がメモリー事業に
再投資される可能性はほとんどない。
それにもかかわらず、冒頭で紹介した記者会見で、
綱川社長が「さらなる成長」とか「ひいては東芝グループの企業価値の最大化」
などと口にしたのは場違いであり、見当外れである。

認識の甘さと、頑なに失敗を認めない同社の体質が色濃く残っており、
将来のリスクの大きさが浮き彫りの物言いだった。
この会社の危うさは、こういったところでも何も変わっていないのである。

最後に、残された時間の問題に触れておこう。
東芝はメモリー事業の分社化を、3月後半に開く株主総会に諮るという。
総会招集通知の印刷や発送のタイミングを勘案すると、
東芝に残された時間は1ヵ月あまりしかない勘定になる。

ここで、昨年12月27日から今年1月27日まで丸々1ヵ月を費やしながら、
S&W社関連の損失額ひとつ固められない東芝の実情を考えると、
同社が分社化する会社への出資の同意を取り付けたり、
他の資本獲得策を期限内(3月末)にまとめるのが容易でないことは容易に推察される。

それだけに猛烈な努力が求められているが、果たして、今の東芝にそれが可能だろうか。

証券取引所や金融当局も、猛烈に反省すべきである。
これまでの東芝に対する温情判断は、結果的に傷口を広げただけだ。
繰り返し、特例的判断で上場を維持してきたことが逆効果になっている現実を、
今回こそ、真摯に見つめ直すべきである。

【転載終了】

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債務超過の危機に瀕している会社の心情は痛いほどわかります。

私も現役のころ会社が倒産危機に見舞われ、会社は早期退職を3回行い、
自身は3回目に応募した経験があります。

私が退職した2年後に倒産が回避できない状況に陥りましたが、
第三者割り当て増資で何とか倒産が回避されました。
しかし、4回目の早期退職で50歳以上の管理職全員が退職し、
我々契約社員も全員契約解除となりましたが、
私だけ特殊技術があり誰もできないということで、何とか残ることだができました。

10年近くも行われていた賃金カットが増資1年後にやっと解除され、
会社の空気もよくなってきたような気がしました。

ただ、地域では「景気が悪くなると社員の首を切る会社」というイメージができてしまい、
新卒の応募が激減してしまったことは否めませんし、10年新卒募集もありませんでした。

東芝には何とか持ちこたえてほしいものです。

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