若者と消費 変化の実相に迫ってこそ・・・


西日本新聞より。

【転載開始】

若者が車にも、お酒にも、海外旅行にも興味を示さなくなったといわれて久しい。
消費をしない、草食化している、元気がない、などしばしば否定的に語られる。

 個人消費の回復に向けて彼らをターゲットにしたい企業側も
「今どきの若者は好みが分からない」「それよりシニア市場に照準を」と
どこか腰を引いているようだ。

 しかし、若者は消費市場の一翼を担う存在だ。
若者を取り巻く環境や彼らの関心領域を丁寧に探っていくことが大切ではないか。

 若者の消費意欲は確かに鈍っている。
総務省が5年ごとに行う全国消費実態調査(2014年)によれば、
30歳未満の単身勤労者世帯の消費支出は09年ごろまでは増加傾向にあった。
その後、消費支出は可処分所得の増加に対して抑えられ、
今の若者に節約志向はすっかり定着している。
非正規雇用の増加など所得と雇用を巡る環境の厳しさも関係しているだろう。

 それゆえに彼らが買う物にも特徴がある。
常に費用対効果を考え、長く使えるものを選ぶという報告がある。
ブランドへのこだわりがさほどないのも特色だ。

 彼らより上の世代が時に背伸びした非日常的な消費行動を取ったのに対し、
彼らの消費行動は身の丈に合った持続可能な「幸せ感」を求めるものだという研究もある。
ある意味で賢く堅実な消費者が育ってきたともいえるだろう。

 その背景にあるのは、彼らが主として1991年のバブル崩壊後の「失われた20年」に
育った世代であることだ。
経済が好転する実感がなく、将来不安も募る中で、物を所有するよりシェア(共有)したり、
人とのつながりや共感を大事にしたりする消費を選択する傾向がある。
それは例えば車や住居の共同使用や、ハロウィーン市場の拡大、
ネット上で「いいね!」と話題になるための積極的な出費などにも見て取れる。

 現在の若者層はいずれ、わが国の個人消費の中心世代となる。
企業や政府には、この世代にしっかり向き合うことと、
併せて彼らの所得雇用環境の改善を求めたい。


=2016/10/06付 西日本新聞朝刊=

【転載終了】

***************************************

息子たちを見ていても、
我々壮年世代より節約嗜好がしっかりしているような気もします。

消費はやはり若い世代が中心となると思います。

我々壮年世代以上の年代は老後のこともあり、
貯蓄よりもいかに浪費しないかを考えます。

若者は非正規など不安定な雇用環境もあり、
将来不安が拭えないため、消費をしない傾向にあるのは確かなようです。

自民党政権が進めてきた非正規化が
将来ボディーブローのように日本経済にダメージを与えるような気がします。

又、お隣の中国では大手百貨店の閉店ラッシュを伝えており、
とうとう中国でも消費の減速が顕著になってきているようです。

これは必ず、欧州やアジアに影響を与えるでしょうし、
中国に進出している日本企業の業績にも大きなダメージを与えそうですね。

経済音痴の現政権が認識できているのか甚だ疑問ではありますが・・・

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