日銀、信認崩壊の兆候・・・理解不能な金融緩和で、企業の資金繰り悪化の恐れ!


Business Journalより抜粋転載。

【転載開始】

■急接近する財政・金融政策

 7月の決定会合後、投資家の失望から金利が急上昇するなかで、
8月に入ると新しい要因が金利の上昇に作用し始めた。
それは、政府が発行する国債を日銀が引き受け、
引き換えに政府にお金を渡す「財政ファイナンス」への懸念だ。
 8月2日、日銀と財務省が政策の連携を重視する考えを出したことは無視できない。
7月の決定会合で日銀は、
現行の金融政策は政府の経済対策との親和性が高いとの見解を示した。
その上で政策連携が示されたため、
多くの市場参加者は日銀と政府がこれまで以上に近づくことを懸念し始めている。
それは、財政政策と金融政策の境目が不明瞭になることだ。
 今日の金融政策の理論では、中央銀行は政府から独立した機関であることが重視され、
それなりに尊重されてきた。
仮に、政府が日銀に近づきすぎて通貨を供給する権能が備わると、
政府(政治家)が望むままにお金の供給が制限なく進む恐れがある。
それが行き過ぎると、急速な物価上昇など経済、社会にはマイナスの影響が出やすくなる。
財政ファイナンスは法律で原則禁じられている。
この点は、政府、日銀関係者からも指摘されてきたことだ。

これらをつなぎ合わせると、増発された国債を日銀が買い取り、
さらなる金融緩和が進むとの考え、警戒感が高まるのは自然だろう。
市場は財政政策と金融政策が合体し、政府が発行した国債を日銀が引き受け、
無制限に通貨を供給する政策が進まないか、懸念を強めている。

■日銀は市場との信頼関係を再構築すべき

 本来、中央銀行関係者が金融緩和を示唆すれば、金利低下圧力がかかるケースが多い。
ところが、足元の金融市場ではそうした反応が見られていない。
むしろ黒田総裁の強弁は、市場を警戒させ混乱を招いている。
日銀は、そうした状況を真摯に受け止めるべきだ。
 日銀は信認を失いつつある。多くの投資家は、
「日銀の政策運営を安心して見ていられない」と思い始めているかもしれない。
この状況は、金融政策の限界、修正といった次元ではなく、
金融政策と財政政策が接近し未知の経済政策が進むとの懸念、恐怖、
警戒心に影響されているといえる。
 中央銀行が金融政策を進めるためには、市場からの信認が不可欠だ。
国債の買入れオペレーションひとつをとっても、
銀行などの市場参加者が日銀の金融政策を尊重し、理解することに支えられている。
反対にいえば、信認される中央銀行でなければ市場を安定させることはできない。
 日本の国債市場の状況を概観すると、金利の動きは不安定だ。
日銀の国債買入れによって流動性が低下し、
マイナス金利政策が金融機関の収益を圧迫している。
さらなる金融緩和は今以上に銀行の経営体力を削ぎ、
企業の資金繰り悪化懸念を高める恐れがある。
 
 つまり、過度な金融緩和は経済を壊しかねない。
このリスクを回避するためには、日銀が市場との信頼関係とは何かを再認識し、
市場が安心できる正常な状況を整備しなければならない。
反対に、日銀が政府との連携強化に傾き強弁を続ける限り、
市場参加者は日銀への批判を強めるだろう。
 日銀が信認の回復をどう考えるかは、
9月の総括的検証の内容を評価するポイントになるだろう。
もし、日銀が2%の物価目標の達成に固執し、さらなる緩和を志向するなら、
際限ない金融緩和への警戒から、国債市場が混乱する可能性もあるだろう。
(文=真壁昭夫/信州大学経法学部教授)

【転載終了】

**************************************

今後、円高/株安に進んでいく展開なのでしょうが、
政府銘柄が一番安全なのでしょうね。
何しろ、買い支えなければならないんでしょうから。

久しぶりに、証券担当がお会いしたいと打診してきました。
田舎なので、売買が低調なのかも知れませんね?

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

琥珀紳士

Author:琥珀紳士
FC2ブログへようこそ!

最新記事
鯉と金魚にエサをあげられるブログパーツ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR