桜井ジャーナル

【転載開始】

■シリア侵略の手駒だった傭兵部隊が崩壊、
  クルドが思惑通りに動かず、米軍は自らが戦闘の最前線へ 

 アメリカ主導軍は2月7日にデリゾールで
シリア政府軍を空爆、政府側の戦闘員
100名以上が殺されたとも伝えられている。
アメリカ側はこれを「自衛」のためだと主張
しているようだが、シリア政府の承認を得ずに
軍隊を侵攻させているアメリカ軍は単なる
侵略者にすぎない。

 イスラエルやサウジアラビアからの強い
要請もあり、アメリカは自らがロシア軍との
戦闘に出ざるをえない状況になりつつある
ように見える。
強く出ればロシアも中国もアメリカに逆らわ
ないという思い込みでネオコンは四半世紀以上、
侵略戦争を続けてきた。

 アメリカは何をしでかすかわからない国だと
思わせれば自分たちが望む方向へ世界を
導けるとリチャード・ニクソンは考え、
イスラエルは狂犬のようにならなければならない
と同国のモシェ・ダヤン将軍は語ったが、
そうした考えからネオコンは離脱できないでいる。
二言目には「圧力を加えろ」と叫ぶどこかの国の
人間と似ている。「神風」頼みの暴走。
ドルが基軸通貨の地位から陥落し、アメリカの
支配システムが崩壊する日が近いとネオコンも
認識、ロシアと中国を屈服させるか破壊しようと
必死なのだろう。

 シリア政府の要請を受けたロシア軍が軍事介入
してからアル・カイダ系武装勢力やダーイッシュ
(IS、ISIS、ISILとも表記)の支配地は急速に縮小、
こうした戦闘集団を傭兵として使っていたアメリカ、
イスラエル、サウジアラビアの三国同盟を中心と
する勢力は次の手先としてクルドと連携しはじめ
たが、思惑通りに進んでいないようだ。

 ロシア軍が空爆を始めてから1年後の2016年9月、
国務長官だったジョン・ケリーがシリア情勢について
語っている音声がインターネット上を流れた。
​ロシアは正当な政権に招き入れられたが、
われわれは招かれていないとケリーはその中で
口にしている​が、これは事実。
アメリカ政府が反シリア政府軍に武器を提供し、
戦闘員を訓練していることも認めている。
その結果、ダーイッシュは強くなり、ロシア軍を
軍事介入させることになり、状況は一変した。
ケリーは​ロシアが方程式を変えてしまった​と
表現している。

 ​バラク・オバマ政権が武器/兵器を供与
していた相手がサラフィ主義者(ワッハーブ派)
やムスリム同胞団、アル・カイダ系のアル・ヌスラ
(AQI)であり、そうした政策を続けると東部シリア
(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の
支配国が作られる可能性があると2012年8月に
警告​していたのはアメリカ軍の情報機関DIA
(国防情報局)。
その当時のDIA局長がマイケル・フリン中将、
ドナルド・トランプ大統領が最初の国家安全保障
補佐官に選んだ人物だ。

 ケリーがシリア情勢について語っていた頃、
デリゾールの南東に広がる油田地帯を制圧
するためにシリア政府軍が進撃していた。​
そのシリア政府軍をアメリカ主導軍がF-16
戦闘機2機とA-10対地攻撃機2機で2016年
9月17日に攻撃、80名以上の政府軍兵士を
殺している​。
空爆の7分後にダーイッシュの部隊が地上で
シリア政府軍に対する攻撃を開始している
ことから、両者は連携していると見られている。
28日には2つの橋を、30日にも別の橋2つを
それぞれ爆撃して破壊して政府軍のユーフラ
テス川渡河を困難にしている。

 ロシア系メディア(アラビア語のスプートニク)に
よると、その後、​9月20日にアレッポの山岳地帯
にある外国軍の司令部をシリア沖にいる
ロシア軍の艦船から発射された3発の
超音速巡航ミサイルが攻撃、約30名を殺した​と
いうが、その中にはアメリカ、イギリス、イスラエル、
トルコ、サウジアラビア、カタールから派遣された
軍人や情報機関の人間が含まれていたとも
言われている。
この司令部がデリゾールでの空爆を指揮したと
いう情報も流れていた。

 その1年後、2017年9月にはイドリブで注目
すべき出来事が引き起こされている。
その月の13日にイドリブの州都へパトロールの
ために入ったロシア軍憲兵隊29名が20日の朝に
アメリカの特殊部隊に率いられた武装集団に
襲撃されたのだ。
戦車などを使い、ハマの北にある戦闘漸減ゾーン
で攻撃を開始、数時間にわたって戦闘が続いた。
作戦の目的はロシア兵の拘束だったと見られている。

 それに対し、ロシア軍の特殊部隊スペツナズの
部隊が救援に駆けつけて空爆も開始、
襲撃した戦闘員のうち少なくとも850名が死亡、
空爆では戦闘を指揮していた米特殊部隊も全滅
したと言われている。
イドリブでロシアやシリアの部隊がどこにいるかと
いう機密情報がアメリカ主導軍からアル・ヌスラ
(アル・カイダ系武装集団)へ伝えられていた
可能性が高い。

 21日にはロシア軍とアメリカ軍の軍人が直接会い、
シリア情勢について話し合ったと伝えられているが、
その直後にロシア軍のバレリー・アサポフ中将が
デリゾールで砲撃により戦死した。
この攻撃もアメリカ側から正確な情報が戦闘集団側
へ流れていたと見られている。
22日にはイスラエル軍機がダマスカス近郊を空爆
した。

 アメリカ主導軍がシリア政府軍を空爆した今年
(2018年)2月7日にもイスラエル軍機が午前3時半に
ダマスカスへ向かって数発のミサイルを発射、
シリア政府によると、そのミサイルは撃ち落とされて
いる。
また、時を同じくして各地に残っている戦闘集団が
一斉にシリア政府軍をミサイルや砲撃で攻撃したと
いう。

 今年1月6日にはシリアの西部、地中海に面する
フメイミム空軍基地とタルトゥースの海軍施設が
13機の無人機(ドローン)攻撃されたが、
ロシア軍の短距離防空システムのパーンツィリ-S1
で7機が撃墜され、6機は電子戦兵器で無力化
されたとされている。
損害はほぼなかったということだ。

 100キロメートルほど離れたイドリブの南西部地域
から飛び立ったドローンはGPSと気圧計を利用して
攻撃目標までのルートを自力で飛行、ロシア国防省
によると、攻撃の際にはターゲットの空軍基地と
海軍施設の中間地点でアメリカの哨戒機P-8A
ポセイドンが旋回していた。
この哨戒機は攻撃に何らかの形で関与、
ロシアの防空体制、反応の具合などを調べた可能性
がある。

 また、2月3日にはイドリブでロシア軍のSu-25攻撃機
がMANPADS(携帯型防空システム)で撃墜され、
脱出したパイロットは地上での戦闘を経て死亡した。
攻撃に関わったと見られるジャブハト・アル・シャム
(ジャブハト・アル・ヌスラ)の戦闘員約30名はロシア軍が
巡航ミサイルで殲滅している。

 アル・シャムがMANPADSをどこから入手したか
調べるためにシリアの特殊部隊がイドリブで活動中だと
いうが、アメリカ軍はクルド勢力へMANPADSを供給して
いる。
アメリカ軍はシリア北部、トルコとの国境近くに3万人
規模のシリア国境軍をSDF(シリア民主軍)/YPG
(クルド人民防衛隊)主体で編成するとしているが、
それに反発したトルコ軍がシリア領内に入り、
クルド勢力を攻撃している。

【転載終了】

***************************

 米は、世界最大のテロ国家と言われています。
知らないのは日本国民だけということでしょう。

 アメリカ側につくのは、主だったとこで日本、イスラエル、
サウジ、他小国だけだと思います。

 イギリスはアメリカにつくかわかりませんね。
欧州で孤立はしたくないでしょうから。

 アジアでは北朝鮮攻撃はないと思うのですが。
中東で思惑通りことが運ばない以上、米は、現時点では
中国を敵にしたくないでしょう。

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桜井ジャーナル

【転載開始】

■アル・ヌスラを2018年にシリアから一層すると
  露軍参謀総長は発言、米軍は新たな侵略軍を編成 


ロシアのバレリー・ゲラシモフ参謀総長は12月27日、
​シリアからアル・カイダ系武装集団のアル・ヌスラを
2018年に一掃する​と語った。
イラクからシリアへ侵入したAQIをアル・ヌスラと
呼んでいたが、今年(2017年)1月に他のグループと
合体、ターリル・アル・シャム(レバント解放機構)と
名乗っている。

<中略>

 アメリカ、イスラエル、サウジアラビアの三国同盟を
中心とする外部勢力によって、こうした戦闘集団が
イラク、リビア、シリアなどへ侵略の先兵として送り
込まれたことは本ブログで何度も指摘してきた通り。
現在、三国同盟はシリアでの巻き返しとイランへの
軍事侵略を目論んでいる。

 こうした侵略計画をアメリカのネオコン(シオニスト)
は遅くとも1991年に立てていたと見られている。
この年、国防次官だったポール・ウォルフォウィッツが
イラク、シリア、イランを殲滅すると語っていたと
ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO
作戦連合軍)最高司令官が2007年に語っている。
(​3月​、​10月​)

 2003年3月にアメリカのジョージ・W・ブッシュ政権は
従属国を従えてイラクを先制攻撃し、サダム・フセイン
政権を倒した。
イラクでは現在も破壊と殺戮が続いている。

 この攻撃を正当化するため、アメリカ政府はイラクが
大量破壊兵器を保有、今にもアメリカを核攻撃するか
のように宣伝していた。
それが嘘だということは当時から指摘されていたが、
西側の政府や有力メディアのプロパガンダで強引に
侵略したわけだ。
大量破壊兵器の話が嘘だと明確になっても、
こうしたプロパガンダの実行者は責任をとっていない。
いや、責任をとっていないどころか、ウクライナ、リビア、
シリアなどでも「独裁者による民主主義勢力の弾圧」
という新たな嘘で侵略を後押ししてきた。

 当初、ブッシュ・ジュニア政権はフセインを倒した後、
親イスラエル体制を樹立させようとしていたが、
これは失敗した。
それが影響したのか、2007年にはシリア、イラン、
レバノンに対する秘密工作の存在が明らかにされて
いる。
2007年3月5日付けのニューヨーカー誌に掲載された
シーモア・ハーシュのレポートによると、​アメリカ、
イスラエル、サウジアラビアの三国同盟がシリア、
イラン、そしてレバノンのヒズボラをターゲットにした
秘密工作を開始​しているというのだ。

 そのレポートの中で、サウジアラビアは「ムスリム
同胞団やサラフ主義者と深い関係」があり、「最悪の
イスラム過激派を動員することができる。一旦、
その箱を開けて彼らを外へ出したなら、2度と戻す
ことはできない。」とするバリ・ナスルの発言が
引用されていた。
この人物はジョンズホプキンス大学高等国際関係
大学院のディーンで、外交問題評議会の終身メンバー
でもある。
つまり、支配層に近いのだが、そうした人でもネオコン
など好戦派の行動を懸念していたということだ。

<中略>

 本ブログでは何度も指摘しているように、三国同盟を
中心とする勢力は「テロリスト」をターゲット国へ送り込み、
その「テロリスト」と戦うという名目でターゲット国へ軍隊を
送り込み、その体制を転覆させるという計画を持っている。
リビアではその計画が機能したが、シリアではロシア軍が
バシャール・アル・アサド政権を支援し、三国同盟の
侵略計画は失敗した。

 そこで三国同盟はクルドを使おうとする。
途中、侵略勢力の思惑通りに動かなくなったようだが、
ここにきてアメリカ軍はシリア北部に築いた軍事基地で
新たな武装勢力「北部シリア軍」を編成、訓練している
と​ロシア​や​イラン​は主張している。
その武装勢力にはSDF(シリア民主軍)やYPG
(クルド人民防衛隊)が含まれているという。

 本ブログでも指摘してきたが、アメリカの軍や
情報機関はダーイッシュやアル・カイダ系武装集団の
戦闘員、特に幹部を救出してきた。
トルコへ亡命したSDF(シリア民主軍)の元広報担当、
タラル・シロによると、​ダーイッシュの戦闘員数千名は
アメリカとの秘密合意に基づき、ラッカを脱出して
デリゾールなどへ向かった​とロイターの記者に語った
という。

 またBBCによると、脱出にはトラック50台、バス13台、
ダーイッシュの車両100台が使われと脱出に加わった
運転手のひとりから聞いたと伝えている。
またトルコのメディアによると、SDFはアメリカ政府が
武器をYPGへ供給するために作り上げた隠れ蓑で、
実態は同じだとシロは話している。

 このクルド勢力と対立関係にあるトルコはすでに
ロシアやイランと連携する姿勢を示し、​トルコの
メブリュト・チャブシオール外相はシリアを脅威と
見なさないと発言​した。
ところが​レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は
記者会見でアサド大統領を「テロリスト」だと表現​、
アメリカ側にとっては好ましい雰囲気になっている。

 イスラエルの意向だけでなく、アメリカ支配層は
自分たちの支配体制を維持するためにロシアや
中国を制圧しようと必死で、新たな戦争で逆転を
目論んでいるはずだ。
ロシアや中国を中心とする多極化を目指す勢力に
敗れたなら、アメリカは唯一の超大国という妄想が
崩れるだけでなく、過去の悪事の責任をとらされる
可能性が出てくる。
彼らにとって、これは人類死滅よりも避けたい
事態だろう。
その狂気の集団に日本の支配層は従っている。
そうした日本人が見ているのはアメリカの旗だけだ。

【転載終了】

*************************

 日本国民は日米同盟の下で、
「アメリカは世界最大のテロ国家}といわれている
世界認識を知らない。

 今後アメリカは中東の覇権に失敗したら
イスラエルが孤立し、アメリカは一気に覇権国
から落ちていくかも?

 朝鮮半島の先制攻撃があれば、ロシアが中東を
掌握していく可能性があり、シリアに手を出した
のはアメリカの最大の失敗かも?
ロシアのIS殲滅介入への切っ掛けを与えて
しまいました。

 今や、アメリカが仕掛ける戦争に正当性が
ないことは日本以外の世界が知っています。


桜井ジャーナル

【転載開始】

■米国がダーイッシュをラッカから脱出させたことを
  英国系の有力メディアも伝える状況で、米は窮地

 トルコへ亡命したSDF(シリア民主軍)の
元広報担当、タラル・シロによると、​ダーイッシュ
(IS、ISIS、ISILとも表記)の戦闘員数千名は
アメリカとの秘密合意に基づき、ラッカを脱出して
デリゾールなどへ向かった​とロイターの記者に
語ったという。

 BBCは脱出に加わった運転手のひとりから
脱出にはトラック50台、バス13台、ダーイッシュの
車両100台が使われと聞いたと伝えている。
またトルコのメディアによると、SDFはアメリカ政府が
武器をYPG(クルド人民防衛隊)へ供給するために
作り上げた隠れ蓑で、実態はYPGだとシロは話して
いる。
こうした脱出作戦を秘密裏に行うため、ラッカでの
戦闘も演出したという。
トルコ側はシロと同じ主張をしているが、アメリカ側は
否定している。

 ラッカだけでなく、イラクのモスルなどからアメリカは
ダーイッシュやアル・カイダ系武装集団をデリゾールへ
移動させているという情報は以前から伝えられていた。
デリゾールの南東地域、ユーフラテス川沿いには
油田地帯た広がり、それをアメリカは押さえたがって
いたのだ。
武装集団の幹部クラスや金庫番をヘリコプターで
アメリカ軍が救出していたとも伝えられている。

 しかも、クルドがアメリカの思惑通りに動かず、
YPGとロシアが共同記者会見を開くという事態。
アメリカは逃がした戦闘員で「穏健派」を編成しようと
しているが、そうした「穏健派」がインチキだということは
2012年8月の段階でアメリカ軍の情報機関DIA
(国防情報局)がホワイトハウスへの報告という形で
明らかにしている事実だ。それは7:27も変わらない。

​ 反シリア政府軍の主力はサラフィ主義者、
ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団の
AQI(アル・ヌスラの実態は同じだとしている)​​で、
バラク・オバマ政権が「穏健派」に対する軍事支援を
継続したなら、東部シリア(ハサカやデリゾール)に
サラフィ主義者の支配国が作られる可能性がある
とも警告している。
この報告が作成された当時のDIA局長が
マイケル・フリン中将だ。
この事実の基づき、フリンは退役後、アル・ジャジーラの
番組でダーイッシュの勢力が拡大したのはオバマ政権
が決めた政策によると語っている。

 アメリカ/NATO軍がアル・カイダ系武装集団と
連携して侵略作戦を展開していることはリビアで
明白になり、シリアではダーイッシュという別の
タグをつけた武装集団が登場してきた。
その集団が売り出されたのは2014年。
1月にイラクのファルージャでイスラム首長国の
「建国」を宣言、6月にファルージャを制圧したが、
その間、アメリカの軍や情報機関は傍観していた。
ジェームズ・フォーリーの首をダーイッシュが切った
とする映像が公開されたのはこの年の8月。
この映像はフェイクだった可能性が高く、
凶暴性を演出してアメリカ軍が介入する環境を
作ろうとしたという見方もある。

 こうしたアメリカのシナリオを狂わせたのが
2015年9月30日のロシア軍による空爆の開始。
アメリカ軍とは違い、シリア政府の要請を受けての
ことだった。
これでダーイッシュやアル・カイダ系武装集団は
劣勢になる。
ロシア国防省のスポークスパーソンは12月9日に
会見で、アメリカ軍がロシア軍のダーイッシュに
対する攻撃を妨害してきたと非難している。
その一例としてあげたのが11月23日の出来事。
2機のSu-25がダーイッシュの拠点を破壊する作戦を
展開中、アメリカ軍のF-22が現れて攻撃を妨害、
Su-35が救援に現れるまでそうした行為が続いたと
している。F-22はイラク領へ逃げたという。

 アメリカ軍はシリア北部に基地を建設、
7000名とも言われる部隊を侵入させているのだが、
クルド軍がアメリカの手先になっていないことから
戦闘になるとアメリカ軍は厳しい戦いを強いられる
だろう。

 こうした状況を打開するためにアメリカは新たな
戦争を目論んでいると推測する人が少なくない。
ドナルド・トランプ大統領のエルサレム発言で中東の
軍事的な緊張が高まり、レバノンへの軍事侵攻が
現実味を帯びてきた。

 しかし、この発言で分裂していたパレスチナ陣営が
連携する動きを見せ、イスラム諸国では庶民の
突き上げで支配層はアメリカやイスラエルと対峙
せざるを得なくなるかもしれない。
これまでアメリカのネオコンはウクライナのクーデターで
ロシアを締め上げようとしたが、それが原因でロシアと
中国との同盟を強化させ、中東や北アフリカでの
侵略戦争によってイラク、イラン、シリア、トルコ、
カタール、ロシアを結びつけてしまった。
パキスタン軍もアメリカのドローンを撃墜すると
警告している。

【転載終了】

*************************

 湾岸戦争も失敗と言えるでしょうし、
ウクライナのクーデターも失敗、アフガンも然り、
トルコのクーデターもロシアからの情報で失敗
しています。

 最終的には、ロシアの参加によりシリアから
ISが逃げ出し、これも失敗です。

 あれだけ、有志連合が攻撃しても(的外れの爆撃)
ISに打撃を与えられず、ロシアが参加したら
1年かからずISが壊滅しました。

 察しのいい読者ならもうお分かりと思います。

 今のアメリカはこのような感じでしょうかね。

thumbnail_image1.jpg 


アメリカ在住の作家・冷泉 彰彦氏という方が質疑形式の文章を書いておられます。
一考察としてはいいのではないでしょうか。

【転載開始】

Question

中国はアジア・インフラ投資銀行(AIIB)に日本が加盟するように誘っています。

参加すれば中国に屈することになりますし、
かといって日本とアメリカだけが「カヤの外」というのも、
置いて行かれるようで不安です。

どうすべきなのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

冷泉 彰彦の回答

余り深刻に考えることはないと思います。
AIIBというのは銀行ですから、カネを貸して戻ってくれば生き延びますし、
貸したカネが焦げ付いて戻ってこないようですと、倒れてしまいます。

では、どうして中国は多くの国を誘っているのでしょうか?

それはカネが足りないからだと思います。

覇権を広げるためには子分になる国にカネを融資しなくてはなりません。

ですが、カネが足りないし、万が一の場合に融資が焦げ付いた場合に、
自分たちだけ困るのはイヤなわけです。

こういう言い方をすると語弊があるかもしれませんが、
下手をすると失敗した「新銀行東京」のような話になる危険性もあります。

またAIIBが世銀やIMFあるいはADBなどと協調して
「リスクを広範囲で受け止めれば」安全かというと、
例えばリーマンショックやギリシャ危機のように、
「カネの凹みが巨大」になると、広く薄く
「仲良し同士がおててつないで」いても、
その仲良しグループ全体が穴に吸い込まれてしまうわけです。

そんなわけで、余り深く考えずに、通常の経済行為、投
資活動として妙味があれば参加し、4危険性が大きければ最初からは入らないでおいて、
タイミングを見計らって白馬の騎士のように「後だしジャンケン」
で行けば良いのではないでしょうか?

同時に、韓国が入ろうが、欧州が軒並み入ろうが、余り気にしないことです。

【転載終了】

***************************************

この方はなんだかアメリカの代弁をしているような気がしますね。

少なくともオバマ大統領は、
経済でもドル決済から、元決済に切り替わっていくことを警戒していると思います。

でなければ、ルー財務長官を派遣しないように思うのですが。

当然、世界銀行やアジア開発銀行に対抗するには、
より多くの国の参加が望ましいはずですから中国の呼びかけは至極当然と思います。

【転載開始】

■ネオコン対親ロシア派・・・

中東を安定化し、米軍が撤退できる状況を作るため、
イランやアサド政権やヒズボラのイラン・シリア連合軍と、オバマは同盟関係にある。
イランの背後にいるロシアや中国も、この同盟体に入っている。
シリア内戦の解決策として最も現実的なのは、
アサド政権と反政府勢力の停戦を大国が仲裁することだが、
それをやっているのはロシアだ。
米政府はロシアの仲裁を支持している。
また中国は以前、中東の国際問題に介入したがらなかったが、
最近ではイランの核問題の解決に貢献する姿勢を強めている。
事態は、不安定化や戦争を画策する軍産イスラエル・米議会・ISISアルカイダ連合体と、
安定化や停戦を画策するイラン露中・アサド・ヒズボラ・オバマ連合体との対立になっている。


■中東での日本の立場・・・

安倍首相のイスラエル訪問は、安倍がイスラエル現地で会ったマケイン米上院議員ら、
米政界の軍産イスラエル系の勢力からの要請を受けて行われた
(イスラエルはパレスチナ問題で
              欧州に経済制裁される分の投資や貿易を
                                    日本に穴埋めさせたい)。
安倍は軍産イスラエルに頼まれてイスラエルを訪問し、
訪問とともにISISに人質事件を起こされ、
軍産イスラエルの新たなテロ戦争に見事に巻き込まれた。
日本は、ISIS人質殺害事件を機にイスラエルとテロ対策で協調を強めようとしているが、
これは防火体制を強化する策を放火魔に相談するのと同じで、とても危険だ。

 今のイスラエルの危険さは、国際的に追い詰められている点にある。
イスラエルは国際政治力に長けていて謀略の能力が高い。

対照的に戦後の日本は、対米従属の国是をまっとうするため、
国際政治や謀略の技能を自ら削ぎ、国際情勢に無知な、諜報力が欠如した状態を、
意図して維持してきた。
そんな無知な日本が、追い詰められた謀略国イスラエルに、
のこのこと接近している。
ひどいことにならないことを祈るしかない。

【転載終了】

****************************************

ウクライナではネオコンが仕掛けたクーデターは最終的にはロシアの勝利と言えるでしょう。
また、ベネズエラに仕掛けたクーデター計画も失敗したようですので、
ネオコンが焦っているのも確かだろうと考えます。

そこへのこのこ出張り引きずりこまれた安倍政権という構図ですが、
アメリカ内部の対立(オバマ政権対議会)に
安倍総理が利用されているということになります。


安倍総理としては対中国外交でアメリカの支援を得なければならないから、
中国に融和的なオバマ大統領よりも、
中国に強硬な米議会と手を組んだ方が有利だとの見方があります。
これは非常に微妙な問題であり、
判断を間違えると安倍総理も総理の座から引きずり降ろされる事でしょう。
(田中 宇氏の見解です)


中東問題には距離を置いていた中国ですが、
ロシアとの同盟関係で中東にかかわることになったというところでしょうか?
そして、問題なのは中国が戦略的パートナーシップ国を拡大し、
現在67か国となっていることです。

日本が米議会(ネオコンが支配)側についている以上、
BRICSと対立することになるかもしれませんね。

そうなれば、BRICSはもとより、
シリア、イラン、パレスチナなどの反米国(反ネオコン)とも対立することになります。

欧州もロシアとの対立を避け、
ウクライナへの武器供与をしない方針に傾いていますので、
反米(反ネオコン)となっていく可能性もあり得ます。
そうなると、日本は完全に包囲され孤立することになるでしょう。

因みに、元米軍大将のウェスリー・クラークは最近、
米国のテレビに出演し、
「ISISは当初から、米国の同盟諸国や親米諸国から資金をもらってやってきた。
(親米諸国が支援した理由は)ヒズボラの台頭をふせぐためだった」
と語っているそうです。

すでにイランは、ISILと本気で戦う最大の勢力であり。
イランがISILと戦うためイラクで組織した10万人以上のシーア派民兵団を
組織しているという情報もあり、ISIL殲滅後には、
イスラエルが支配しているゴラン高原の奪取もあり得るかも?
プロフィール

琥珀紳士

Author:琥珀紳士
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